昨今の週刊文春のスクープはすごい。
多くの国民の意見ではないだろうか。
誤解を恐れずに言えば
週刊文春一強であり、国民は文春が巨大組織の闇を暴いたりすることに
期待を抱いている部分もあるだろう。
そんな文春のエース記者(元)が
実際にとったスクープについて書いているのが本書である。
チャゲ&ASKAのASKAの薬物ビデオスクープなどは、かなり興奮した。
そうした記者が
どう考え、何を感じ、記事にし、生きているか
ということが少し垣間見える本である。
単純に内容がおもしろい。
扱っているのが、スクープであり、そもそも興味がある(下衆い野次馬根性ではあるが)
ものであるし、スクープの現場というのが、切迫した緊張感のある現場であるからだ。
また、どこか憤りを感じることがあるだろう。
そして正義とはいったい何なのか?なぜ自分は憤っているのか?
そして憤っても、結局は無力である自分。
ノウハウうんぬんではないが、おもしろいことに間違いはない。
おすすめ度 ★★★