京都大を卒業した人のニート生活について書かれた本
著者の生活に関する願望、スタイルを見るに、やはりある程度社会不適合者の部分がある。
そんな著者がニートとしてどのように生きているか
ということが書かれている。
不思議と悲壮感のようなものは感じない。
むしろこの人が本気になればなんかできるんじゃないか
とまで感じさせるものであった。
こんな生き方もあるんだな。
そうなると自分はまだまだ大丈夫そうだな。
という安心材料的なことを感じる。
特にシェアハウスとネットの利用というところはふつうに一つの生き方として「あり」なのではないか と思ったところもあった。
ネットで少しばかり稼いだり、物を恵んでもらったりし
生活費をシェアハウスでかなり低減させるというのは
ある意味でかなり強い生き方にも見える。
今後の社会の在り方を考えるのに少し資する部分もある。
また社会というもの、人間というものに対する考察もある。
ただビジネスや仕事に直接的に資するということはない。
おすすめ度 ★★★
技術評論社