著者は
「不都合な真実」などで有名な橘さん。
この人の本は基本的にはおもしろい。
この本もおもしろいです。
経済の理論や原則をもとにして、小説が書かれています。
例えば囚人のジレンマや行動経済学など
こうした経済理論をベースにした小説です。
基本的には
あらゆる英知の塊である、アクム博士のもとに、悩みを相談しにきた人が
その後、経済の原理・原則を元に、処方箋(アドバイス)をもらい
そのアドバイスに従って行くというストーリー展開です。
ただしあくまで、経済ネタを楽しむという視点ですね。
おすすめ度 ★★★
文春文庫 – 2010/6/10